harayosy's twnovel #18

『パスワードが違います』「…これも違う、か」ちょっと眼を閉じて再びキーに指を走らせる。『パスワードが違います』メールに添付されてたパスワード付の圧縮ファイル。中身は不明。『貴方が好きだった言葉だよ。わかる?』数年前の彼女からの最後のメール。未だに僕は解けてない。